ラッキーグライオン

バンギラスローブシン（） - 百花繚乱(´∀｀)ではバンギラスが浮いてお荷物になってしまった．
あの構築からバンギラスとラッキーを同居させるとバンギラスが腐りやすいということを学んだ．
教訓は次に活かさないと進歩はないしちょうど考えたいものリストにラッキー入りの受け回しもあったので考えてみた．
個人的に結構気に入ってる構築で前に何度か使ってたけどまた新しく練りたいと思ったので晒して次に進むことにした．

ポケモン	持ち物	特性	技1	技2	技3	技4	備考
ラッキー	進化の輝石	自然回復	地球投げ	タマゴうみ	毒毒	ステルスロック	図太い
グライオン	毒毒玉	ポイズンヒール	身代わり	守る	炎の牙	毒毒	腕白
ヤドラン	ゴツゴツメット	再生力	波乗り	サイコキネシス	大文字	欠伸	図太い
ラティアス	拘り眼鏡	浮遊	竜の波動	サイコショック	波乗り	トリック	臆病
メタグロス	拘り鉢巻	クリアボディ	コメットパンチ	バレットパンチ	思念の頭突き	トリック	意地っ張り
ローブシン	火炎玉	根性	ドレインパンチ	マッハパンチ	しっぺ返し	投げつける	意地っ張り

バンギラスが抜けたことで歯車の隙間に引っかかっていた異物が取れたような感じで全体が良いシナジーを刻む．
構築単位で受け回すってのはこんな感じのPTを言うんだろうなと思った．

当初ラッキー，グライオン，ヤドラン，エアームドで考えていたがゴツゴツメットが被る上にエアームドの仕事がそう多くないことに気付き解雇．
選出次第では受けづらい高火力物理の格闘や炎，虫などを安定して流すためのラティアスまで加えての鉄壁の構え．
物理特殊の区別がつきづらいボーマンダやキングドラはラティアスが上から殴れるため良い感じに圧力を掛けられ隙を作りづらい．
半端な火力のスカーフ逆鱗は鉢巻メタグロスや火炎玉ローブシンのカモだし場合によってはグライオンの起点にしても良い．

実はまだ何体か考察の余地があるものがいる．

グライオンはライコウとの対面で守るから見ていける優秀なポケモン．
めざパ氷があるならラッキーの後出しが比較的安定してノイコウだった場合は相手に有効打がないのでこちらは2サイクル目からは起点を為せて有利．
でも炎の牙を採用しているせいでノイコウの身代わり破壊に2発かかるとPPが足りなくて結局負けてしまう．
地均しがあればスマートに解決可能だけど良く良く考えるとラッキーグライオンで回しつつPP切れさせればどうにかなるのでそのためだけに地均し入れずに甘えている．

ガブリアスなどの物理竜がスカーフだった場合にラティアスを持って行かれるのが上手くないし対面で強気で競れるように冷凍ビーム採用もありな気はする．
ただ安定択の波乗りを切るのは抵抗があるし，そこまでガンメタ張らないと立ち行かないような相手でもないので要らない気もする．
実際鈍足のヤドランが冷凍ビームで撃ち合わなければいけない対象はそこまで多くないはず．

と思ったけど重大な事実に気付く．
カイリューをゴツゴツメットと冷凍ビームで見れる神ポケでした，ごめんなさい．
採用価値は高そうだけどまだそれだけじゃ弱い．
受け回しはサイクル長引くと急所引いて負けるので迅速に削って行きたい場合のピンポイントでの採用はあり．

波乗りと10万ボルトの採用価値はいずれも高くいずれを採用するかの結論は出ない．
正直ラティアスは技スペースが足りなくてやりたいことをどこか切るしかないので切りどころで困る．
鋼に刺すには大差ないけれど波乗りならばテラキオンとヒードランを同時に見れるのが地味に嬉しい．
さらに波乗りはこの構築で有効な突破手段を確保しづらいグライオンに致命傷を与えられる．
グライオンとの対面で竜の波動ではなく波乗りを撃てると相手が鋼を受け出ししてもアドを取れる．

ただし10万ボルトを切るとこの構築でギャラドスを殴れるポケモンが少なすぎる．
ヤドランのサイコキネシスで確定4，ゴツゴツメットがあるから確定数は少しマシになるけど重い．
ローブシンで火炎玉を投げつけてもラムだと無駄になるし岩雪崩の採用スペースもきつい．
ただし鉢巻メタグロスなら1舞アクアテールを2耐えしつつ思念の頭突きで2発で行ける．
実は眼鏡ラティアスのサイコショックで確定2なのでプレッシャー掛けたらヤドランと合わせて潰せそう．
結局は回してみてってことになるけどここは五分の重さがあると思うので要選択．

構築内のどこかに挑発を入れておけばそれを意識した幅のある立ち回りができるので入れる余裕があれば入れるべき．
この構築の場合は受けループをしっかり組んでいるせいでなかなか採用スペースが厳しいけど入れるとしたらグライオンかローブシン．
特にグライオンの挑発は優秀で相手のエアームドを鉄クズ同然にして起点にすることができる．
毒撒きを特殊を流す際のラッキーに一任して挑発採用は割とガチでありな選択肢．

グライオン使うと喧嘩になることも考えられるのでご利用は計画的に（
まだ納得の行っていない部分もあるので個々人で対戦を重ねつつ疑問点を解決して改善できる点もあると思う．
一応このままでも勝率は9割くらい行ってたのでそれなりに補完良く組めているはず．
結局のところ受け回しは個人の立ち回りの癖に合った構築を使うのが一番強いと思うのでなるべく自分で考察しながら組むことをお勧めしたい．

これを書いた時はカイリューが全盛だったからこれが最適解だったけど珠ハッサムの台頭もあり環境が動いたのでそれに合わせた微調整をした方がやりやすそう．
もう一度その辺りも意識した受けループも考察，構築してみたいと思う．